INTRODUCTION
イントロダクション


コロナ禍において、東京2020オリンピック・パラリンピックの開催が危ぶまれる中、「もう一つのオリンピック」と呼ばれるホストタウン事業は、様々な影響を受けながらも静かに実施された。
 
ホストタウン事業とは、事前キャンプ等を通じ、参加国のアスリートたちをサポートするプログラムで、オリンピック・パラリンピックとしては、今回の東京大会が初の試みとなる。オリンピック・パラリンピックは、アスリートしか参加できないが、ホストタウンはすべての市民が参加できるものである。
 
ホストタウン事業を通じ、子供から老人まで、地域の人たちの意識はどう変わったのか、そこから何が生まれたのか。
 
本映画は、東京オリンピック・パラリンピック組織員会の皆さんや、政府の担当部署である内閣官房オリパラ事務局の皆さん、そしてホストタウンの皆さん、ホストされる側であるアスリートやコーチ等、関係者の取材を通じ、未曾有の事態に直面しながらも、あきらめず歩み続けるそれぞれの道程をインタビューによって掘り起こしたものである。
 
聞き手となっている榎田竜路は、2016年より東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会経済テクノロジー専門委員会委員となり、ホストタウンをサポートしてきた。関係者へのインタビューを軸に、彼の目でホストタウン事業を紐解いていく。
















主な登場人物
*所属・肩書きは取材当時のものとなります。



石川 貴規(いしかわ たかのり)
公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
企画財務局アクション&レガシー部長 
東京2020認証推進局長
勝野 美江(かつの みえ)
内閣官房
オリパラ推進本部事務局
企画推進統括官


照屋 林賢(てるや りんけん)
りんけんバンド
清水 弘美(しみず ひろみ)
八王子市立浅川小学校長















ホストタウンの皆さん

静岡県
岩手県野田村
岩手県野田村

福島県南相馬市立原町第二中学校
福島県南相馬市立原町第二中学校
岩手県遠野市
岩手県立遠野高等学校
岩手県立遠野高等学校

KBC学園(沖縄)

                  沖縄市の皆さん他..
KBC学園(沖縄)

                  沖縄市の皆さん他..
聞き手

榎田 竜路(えのきだ りゅうじ)
公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
「経済・テクノロジー」専門委員会委員
アースボイスプロジェクト代表社員
メディアプロデューサー



鑑賞者の感想


「ホストタウン」事業の意義深さとそこに携わった人達のそれぞれの想いを聞け、とてもいい時間を過ごすことができた。

出演者の想いが伝わってきた。



とてもよかった。このプロジェクトがこんなにも長く子供たちの心に響いていたことに喜びを感じた。

とてもよかった。このプロジェクトがこんなにも長く子供たちの心に響いていたことに喜びを感じた。

共感できる部分、感動する部分など多かった。



ホストタウンを深く知ることができた。榎田さんの考えは非常に共感でき、感覚を刺激することを、自分の子供にもやってあげたいと思った。

あっという間で楽しかった。

あっという間で楽しかった。







製作者の思い




2021年、コロナ禍において、東京オリンピック・パラリンピックの開催が危ぶまれる中、「もう一つのオリンピック」と呼ばれるホストタウン事業も大きな影響を受けました。
 
オリンピックのもたらす様々なレガシーの中でも、ホストタウン事業がもたらした意識改革や、国際交流の経験は、未来の日本の礎となるものです。しかも、長いオリンピック史上で、日本人が考え、初めてこの東京大会で実施される試みです。
 
しかし、その活動を全国民が認知していると言えない現状がありました。
 
関係者への取材を通じ、東京オリンピック・パラリンピックが地域にもたらしたレガシーを明らかにし、その意義を広く共有したい。「日本発」のホストタウン事業であることを改めて周知することにより、コロナで元気を失っている日本や世界の人たちを元気づけ、勇気づけたい。

そのように考え、本作品の製作に至りました。











プロデューサープロフィール

榎田 竜路(えのきだ りゅうじ)

1964年生まれ、神奈川県出身。法政大学経済学部卒業。

メディアプロデューサー、音楽家
合同会社アースボイスプロジェクト代表

メディア手法「認知開発®︎」及び「序破急®︎モデル」開発者

(公社)整体協会 身体教育研究所 動法教授資格者

北京電影学院客員教授

公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会経済・テクノロジー専門委員(2015~2021年度)



20代前半、交通事故の後遺症により演奏活動の中止を余儀無くされるが、公益社団法人整体協会 身体教育研究所野口裕之所長との出会いにより、日本の伝統的な身体運用の稽古を開始。後遺症を克服していく過程で新しい生命観に目覚める。

 専門の一つ、身体技法の研究から日本の伝統文化の底に息づく「型」に着目。

人間の感覚を引き出す働きを応用し、地域の埋没資産を発掘し、グローバルに展開している。地域のパフォーマンスを高めるためのプロジェクトを担う人材を育成する「認知開発®︎手法」を編み出し、全国に展開中。

 同時に、生き様がブランドになるコンテンツ制作を動画、ウェブサイト、デザインなどで展開し、中小企業や地域のリソースの発掘、コミュニケーションの修復・活性化に貢献している。
























監督プロフィール


渡辺 紘文(わたなべ ひろぶみ)

映画監督。脚本家。映画プロデューサー。俳優。1982年栃木県大田原市生まれ。

大学では日本文学を専攻。大学卒業後日本映画学校に入学。

2008年、日本映画学校卒業制作作品『八月の軽い豚』が第九回フジフィルムラヴァーズフェスタグランプリ受賞、京都国際学生映画祭入選、佐藤忠男賞受賞など高い評価を受け各地で上映される。

2009年、日本映画学校、北京電影学院、韓国フィルムアカデミーの共同企画、日中韓共同横浜開港150周年記念映画『3つの港の物語』の監督に抜擢され日本篇『桟橋』の監督を務める。

2010年、昭和最後の無頼派作家色川武大の遺稿『狂人日記』を舞台化。同年、刺青ボクサー大嶋宏成の自伝的物語をリング上で舞台化。

2013年、故郷の栃木県大田原市にて、弟で映画音楽家の渡辺雄司と共に映画制作集団 大田原愚豚舎を旗揚げ。

大田原愚豚舎の第一回作品として、また渡辺本人の初長編作品として『そして泥船はゆく』を製作、第26回東京国際映画祭を皮切りに世界各国の国際映画祭などに出品され大きな反響を呼んだ。

2015年、製作・監督・脚本・編集さらに自ら主演を務めた2年ぶりの新作『七日』を発表、第28回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門に正式出品。

2016年、大田原愚豚舎の第三作として『プールサイドマン』を製作、2016年10月に開催される第29回東京国際映画祭 日本映画スプラッシュ部門へ正式出品され、同部門の最高賞である“作品賞”を受賞、その後、第52回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭、第13回ユーラシア国際映画祭など世界の有力な国際映画祭に次々と出品され、世界最大の日本映画祭ニッポンコネクションにおいてもグランプリに当たるNIPPON VISIONS JURY AWARD2017を受賞するなど国内外で高評価を獲得。

2017年、4本目の長編監督作品として『地球はお祭り騒ぎ』を発表。同作は第30回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門への正式出品、デビュー以来、4作連続で監督作品を東京国際映画祭へ出品するという史上初の快挙を成し遂げた。

2018年、ロックバンド・トリプルファイヤーとコラボレーションした映画『普通は走り出す』を製作、MOOSIC LAB 2018審査員特別賞を受賞。

2019年には世界初の特集上映が開催され、連日満席の大盛況を博す。同年、東京国際映画祭に出品された『叫び声』が監督賞を受賞。

2020年製作の『わたしは元気』と共にウディネ・ファーイースト映画祭に正式招待、海外初の特集上映も組まれた。また、米スミソニアン博物館にて2020年9月25日より2週間に亘り、オンラインなど含め「Get to Know Hirobumi Watanabe」と題された特集上映が組まれ、好評を博した。その他、アップリンク、横浜シネマジャック&ベティ、大阪シアターセブン等、日本各地のミニシアターにて特集上映が組まれ、好評を博している。

本作は、渡辺監督初の劇場公開ドキュメンタリーとなる。


映画製作集団『大田原愚豚舎』公式サイト
https://foolishpiggiesfilms.jimdofree.com/







スタッフ及び作品情報

<スタッフ>

渡辺紘文(監督、編集)

渡辺雄司(カメラマン、ラインプロデューサー)

榎田竜路(プロデューサー)

榎田智子(ラインプロデューサー、スチール)

古後芳恵(スクリプター)、飯浜志保(デザイン)他

 

<音楽> 

榎田竜路

 

<製作> 

合同会社アースボイスプロジェクト

 

<協力>

大田原愚豚舎、(公財)東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の皆さん、内閣官房オリパラ事務局の皆さん、ホストタウンの皆さん他

 

<作品情報>

120分/2021年/ DCP

[映倫番号] 122933 [映倫区分]G

[支援] ARTS for the future!(文化庁)




上映情報

プレミア上映 2022年6月12日(日)
静岡シネ・ギャラリー サールナートホール